前回は、銀行への成年後見人の届出と名義の変更でした。
続いては役所関係です。
役所関係では、市区役所で、健康保険や介護保険、そのほか税務の担当課に行きます。
成年後見人が就任したことを伝えると、送付先の変更届け出をすることができます。
家族の方が後見人になった場合で、ご本人と同居しているのであれば問題ありませんが、別居の場合、役所からの送付物は後見人あてに送付されたほうが便利です。
そうすることで、健康保険証や介護保険証、保険料の支払いの明細や更新関係、保険料免除などの申請、介護保険の認定などの書類が送られてきます。
住民税や固定資産税のも同様に送付先を変更しもらいます。
保険料の支払方法が、納付書で支払っている場合、これを機に自動引き落としにしてもらうほうがいいでしょう。
自動引き落としの手続も同じ窓口でやってもらえます。
あとは、年金事務所です(市役所内の年金の窓口でもいけます)。
年金事務所では、年金の支払通知書などの送付先を成年後見人あてに変更してもらいます。
役所関係ではそれぐらいでしょうか。
それでも、健康保険や年金、介護保険の窓口は、だいたい結構込み合っていることが多いので、時間はかかります。
銀行関係は15時までにはいかないといけないですし、役所も17時には閉まりますので、なんやかんやで一日作業になることが多いですね。