借金があるかないかを調べる方法のひとつに、信用情報機関での調査というのがあります。
昨日は、私が成年後見人に就任した被後見人の方の負債調査のために信用情報機関に行ってきました。
信用情報機関にはいくつか種類があって、消費者金融系やクレジット系、銀行系などがあります。
株式会社日本信用情報機構(JICC)というのは難波パークスタワーに入っていて、消費者金融やクレジット会社などの借り入れ状況などを調べられます。
(株式会社シーアイシー)CICは梅田の毎日インテシオにあります。
銀行からの借入等は、全国銀行協会の信用情報センターで確認できます。
いずれも本人による手続きが必要ですが、委任状による代理人での情報開示も応じてもらえます。
成年後見人の場合は法定代理人ですから、委任状は要りません。
被後見人の住所、電話番号、旧住所などの情報と、成年後見人の身分証明書、後見登記事項証明書を持参し、開示請求書に記入して500円を支払います。JICCの場合は、窓口で書き方を教えてくれます。
CICの場合は自分で機械に入力します。
また、亡くなった方の信用情報を調べる場合は、戸籍謄本(亡くなったことが分かるものと、相続関係のわかるもの)、身分証明書を持参すれば調査できます。
開示されるのは、会員である貸金業者やクレジット会社、携帯電話会社などが登録した情報になりますので、個人的な貸付などの情報はありません。
私が成年後見人に就任した場合、被後見人や被後見人の被相続人の信用情報はこうして調査するようにしています。これで思わぬ借金が判明することもあります。
また、相続放棄を検討される場合も、借金を調べる有力な方法です。